遅くなりましたが、トレーラーとハンドアウトです。
今後、修正が入るかもしれませんが、大筋は変わらないです。
PCの割り振りは、以下のとおり。使用希望アルカナも
yasinaさんとザクロさんはある程度決まってました。
PC@ガッタ
PCAyasina(マーテル/エルス/ステラの予定)
PCB麹
PCCザクロ(フィニス/ディアボロス/アングルス/グラディウスで調整)
キャラメイクは、コンストラクションで最初から作成してください。残念なことにこの本、誤植がかなり多いので、一度、公式にてエラッタをあたってから作成しましょう。不明な点はグループlineで直接やり取りしましょう。
■セッショントレーラー
ハイデルランド辺境の城塞都市サルディス。今からおよそ100年前、聖女イーリスが闇を退け殉教した物語が伝わっている。そんな街で最近、不可解な殺人事件が起こっていた。今宵再び、アルカナは巡り、聖痕が輝く。100年の時を経て、終わらない物語が再び紡がれようとしている。己の魂の導くまま、舞台にあがる「刻まれし者」たち。
キミたちが運命と闘うすべはたった一つしかない。それは希望である。
ブレイドオブアルカナ・リインカーネイション 合宿セッション「希望の花」
アルカナの刃よ、闇の鎖を打ち砕け。
■PC設定■
■PC@■かつての英雄の転生体/アルカナ指定なし
因縁:花売りの少女ソフィア/他生
追加因縁「光の聖女イーリス」を取得しレコードシートへ記入。前世邂逅表(p235)をROCしポジティブを選択すること。PC@に前世の記憶はないとする。
キミはハイデルランドを旅している。そんなあなたが城塞都市サルディスにやってきたとき、ソフィアという花売りの少女と出会う。妙な既視感を覚えると同時に心の奥底、魂から湧き上がってくるような感情がある。「彼女を護らなければいけない」。運命の輪は今、回り始めた。
■PCA■すべてを慈しむもの/マーテル指定
因縁:花売りの少女ソフィア/庇護
キミは、教皇庁からサルディスの街に司祭として赴任してきた。布教はもちろん、サルディスでは近頃、不可解な殺人事件が起きており、その調査が本当の目的である。一方、教会に隣接の孤児院では子供たちがたくましく生きていた。中でも年長の少女ソフィアは子供たちの面倒をよく見、キミの話にも熱心に耳を傾けていた。今では家族同然の関係である。「すべてのものに慈しみを」。マーテルの教えを胸に、事件を解決し、ソフィアを、子供たちの未来をキミは護らなければならない。
■PCB■剣十字修道会の一員/指定なし
因縁:剣十字修道会/主従
剣十字修道会、別名聖グラディウシア騎士団。それがキミの所属する組織の名だ。キミはそれまでの人生で得てきた全てのつながりを捨て、闇を討つ、ただそのための一振りの剣となった。そんなキミの前に「マイネの聖霊」エスター・ベルクマンが現れ、一振りの剣を渡し、新たなる使命を告げた。「魔神ラクサリアを滅しなさい」。掌に浮かぶ剣十字の印を握りしめる。今回も過酷な任務になりそうだ。
■PCC■英雄の導き手/フィニス指定
因縁:コルティス・テラピオン/友人
永遠を生きるが故に宿命づけられた、刻まれし者たちを導き闇の力を退ける使命、キミが導いてきた数多の星々のなかにコルティス・テラピオンという名は確かにあった。サルディスで見かけたのは間違いなく彼だった。赤のコルティス。100年前、彼はそう呼ばれていた。刻まれし者として、腐敗した正真教教会を立て直そうと努力していたマーテルの司祭。彼は良き友であった。今もそうであると思いたい。「すべてはアルカナの導きのままに」。
■100年前の魔神討伐
ハイデルランドに災いをもたらすもの、魔神ラクサリア。1070年12月に選帝侯会議にてヒルデガルド・フォーゲルヴァイデが女王となる少し前。政治的にも、社会的にも、宗教的にも様々な状況が不安定な情勢にあった頃。闇の勢力は否応なく力を増し、その力は魔神を復活させるに至った。光の使徒たる刻まれし者(エングレイブド)たちは協力してこれに対処。PC@の前世である英雄と聖女イーリスを中心に激しい戦いの末、サルディスの丘にてラクサリアを闇の世界へと追い返した。だが、魔神を滅するにはその「真の死の印」の秘密を知らねばならず、聖女イーリスの命と引き換えに行われた奇跡の力をもってしても、魔神を滅するには至らなかった。
それから100年。物語は再び動き出す。
■光の聖女イーリス
マーテルの司祭。幼少の頃より様々な奇跡を起こし、20歳を迎える頃には正真教教徒たちからは、マーテルの再来、「光の聖女」と称えられた。魔神ラクサリアとの戦いにおいて自らの命を犠牲にした奇跡の力により、魔神をしりぞけた。
■ソフィア
サルディスの花売り。17歳。後ろで束ねたポニーテールがトレードマークの明るく元気な女性。孤児院の子供たちにとって、お姉さんでありお母さん的な存在。
100年に一度咲くという希望の花「サルデリア」を見ることが夢。サルデリアの花は一回結実性のため、花咲き実を結んだ後は、枯死する。光の聖女イーリスの転生体であるが、聖痕者としては覚醒していない。
■紅(あか)のコルティス・テラピオン(マーテル/)
100年前のマーテル司祭。異例の男性での正真教の高司祭である。赤髪、紅いマントを愛用していた。
> ■PCA■すべてを慈しむもの/マーテル指定
PC2
名前:マルレーン 24才 女性
狼のファミリア(名前:シュトルム)を連れた、巡回司祭(修道女)。
教会からの依頼で各地に派遣され、調査・内偵を行う。
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アルカナ:エルス/マーテル/ステラ
体格:8
反射:10
共感:16
知性:12
希望:12
生命力:44
尊厳値:34
行動値:14
技能:天宮魔法 Lv3、交渉 Lv2、自我:Lv2
特技(全て Lv1)
盟友:ファミリアマギ取得
治癒の光
†ファミリアシールド
巡りの星
†ファミリアサポート
勇気の星
神の恩恵
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PC1
名前:クラウス 男 20歳
武闘家の家に生まれ厳しい修行の生活を過ごしていたクラウスだが、ある日見かけた古ぼけた大盾を見たとき、何かに導かれるように騎士になることを決意する。
それから数年、主を持たず遍歴の騎士となっていたクラウスはサルディスに辿り着く、その背中にはあの時の大盾が背負われている。
ホプライトシールド:前世の使っていた古ぼけた盾、聖痕付き
外見イメージ:FGOマシュ男版(つまりギャラハッド
前世:『盾の騎士』カール
光の聖女イーリスを守護していた騎士、残った絵姿には大盾を持ち白い鎧を着た姿が描かれている。
前世邂逅:光の聖女イーリス/温もり
因縁:花売りの少女ソフィア/他性
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アルカナ:アクア/アダマス/レクス
不死身/無敵防御/制裁
体格:15
反射:12
共感:10
知性:9
希望:12
生命力:45
尊厳値:34
行動値:15→5
技能:重武器 Lv3、回避 Lv2、自我:Lv2
特技(全て Lv1)
影羽取り
鉄身
騎士の誉れ
防護
常在戦場
得意武器(ホプライトシールド)
衝撃
名声
装備
武器:ホプライトシールド(得意武器)15c
c+6 防12 行−5
防具:プレートメイル 8c
s10 p10 c8 行−4
メタルレガース 1c
s1 p1 c1 行−1
計:s11 p11 c9 行−10 24c(借金4c
コンボ
メジャー
常在戦場+衝撃
判定値:13 d4 代償:d2h2
ダメージ:c+10 効果BS麻痺付与
リアクション:ガード(物理
+常在戦場
判定値15 d4 代償h2
ガード値:12
リアクション:ガード(魔法
常在戦場+影羽取り
判定値15 d4 代償h3
ガード値:12
カバーアップ
ガード+防護+常在戦場
判定値15 d4 代償h2d1
ガード値:12
カバーアップ(魔法
ガード+防護+影羽取り+常在戦場
判定値15 d4 代償h3d1
ガード値:12
状況により
「鉄身」ダメージ−10 ラウンド1 を使用する
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こんばんは。PC4作成しましたのでよろしくお願いします。
名前:ベルンハルデ
人間(魔剣)、年齢不明(外見は子ども)、女性
ディアボルス/フィニス/アングルス
魔器:絶対攻撃/永遠:死神の手/天真
体格11
反射11
共感12
知性11
希望13
生命力43
尊厳値36
行動値16-1(レザーアーマー)=15
回避●●●
軽武器●●●
†弱点看破1
運命の少女1
魔器所有
主我1
能力強化1
魔剣強化2
占い師1
ケルバーソード
レザーアーマー
レザーグラブ
レザーグリーブ
解毒薬
水晶でできていて宝石が散りばめられた装飾品のような長剣。人の姿をとることができ、現在は女の子の姿でいる時が多い(戦う時には自分自身をふるう形になる)
気づいた時には自分は魔剣として存在していた。使い手が亡くなった後、その姿をとってしばらく戦っていたように覚えているが、詳しくは靄がかかったように思い出せない。
その後は、その時に美しいと気に入った人の姿に似せて、心のままに放浪して様々な刻まれし者とともに過ごした。そんな中でも、あの時は大変だったけれどとても楽しかったなとたびたび思い返す中に必ずいるのが、コルティス・テラピオン(シナリオ因縁)だった。
遅くなりました。麹PC作成しました。
入力漏れなどもしあったら、ご指摘頂けると幸いです。
あと、プレリュード書きました。シナリオ的に問題があれば書きなおします。
https://character-sheets.appspot.com/boare/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlZunrwEM
【PC3 プレリュード】
いつかの、どこかのお話。
活気ある街、いきいきした人々の顔、その街を優しく見守る『聖女の丘』。
『聖女の丘』はその名に相応しく、四季折々の花が優しく咲き乱れる。
その丘に少女は毎日、花を摘みにやってくる。
花摘みの少女は、いつもの時間のいつもの場所で昼寝をしている俺を見つけると、クスッと笑い、声をかける。
『またお昼寝ですか? シンさん?』
遠き昔に聞いた、カルナの歌姫が囁くような美しい声、
「今日は風が気持ちいいよ。」
『日が傾く前には冷えると聞いております、どうかお風邪などお召しになりませぬよう。』
そう言って、花摘みの少女は右腕あたりに花を一輪置いていく。その所作は、永き世界で見たどの姫の所作よりも美しい。
摘みたての花からとても良い香りがするのは、花の力だけではないだろう。
何故だろう、花摘みの少女、ソフィアが気になるのは。単なる気紛れではないように思う。
ソフィアが去り、俺がまたゴロリと横になったその刹那、
俺の目の前に首だけの老婆の幽霊が突然現れる。
『ばぁ!』
「・・・驚かんぞ・・・エステル。だいたい、いまはまだ昼前だ。幽霊には早い。」
『・・・つまらん奴だ。』
首だけで現れた幽霊、いや精霊は、本当につまらなそうな顔で、やれやれと、全身を現す。
老婆、と言ったが、気品の溢れる顔立ち、齢から見たら相当な美人、剣十字騎士団の守護天使、エスター=ベルクマンである。
彼女とは魔神戦争からの付き合いだ、俺のことを幾度となく庇い、助け、こうして精霊となった今でも、
俺のことを支えてくれる。100年以上前にかすかに恋仲であったような記憶も残っている彼女は、俺の悲願を思い、こうして現れる。
彼女の端正な顔立ちとは不釣り合いに、その手には、禍々しい二振りの黒い細剣が握られていた。
見た事もない。材質は皆目見当がつかない。
「魔剣・・・? レイピアの二刀流か? 聞いたこともないな。」
『ああ、これはアンタにこそ相応しい剣さ。 "魔神殺し" ザータンブレッヘン。』
「・・・ザータンブレッヘン、だと・・・。」絶句する俺。
魔の剣、人の剣、二振りの剣が交わるとき、いかなる魔神と言えど、
その運命の結びつきから逃れることはできなくなる。
『そう、アンタの悲願である魔神ラクサリアでさえも、ね。 こいつの運命の交わりから逃れられない。』
・・・この剣で奴の懐に飛び込めば、或いは今度こそ、奴を完全に滅することができるかもしれない。
『だが、この剣は、魔神だけでなく、アンタの命も食い尽くすよ?
いかな不死者のアンタでも、精気を食われて、アタシみないなババァ精霊の仲間入りさ。
運が悪けりゃ魔神と同化して闇に墜ちる。悪いことはいわない、もう止め・・』
「いや、お前は美しいよ、エステル。
こうして精霊になっても、俺のことを気にかけ、尽くしてくれる」
突然の告白に一瞬うろたえるエステル、だが次の瞬間、
『はっ?アンタとうとう頭がおかしくなったのかい?アンタはこの上なく イーリス様 ずっとひと筋だろうに?』
「いや・・、」答えようとする俺をエステルが遮る、
『まぁいいさ!今度の魔剣は、魔神ラクサリアとの【出会い】をお前に必ず与えてくれる。だが、仕留めるチャンスは一回だ、覚えておきな!』
「・・・ああ」
捨て台詞を吐き、消えようとするエステル、だが彼女は去り際、俺に聞こえないように一言付け加える。
「いいか、くれぐれもしくじるんじゃないよ、イーリス様と、アンタ自身の想いのために・・」
聖女の丘には、風が優しく流れる、
100年前、この丘で陣頭に立った聖女、
彼女の想いが街全体、世界全体を優しく包み込む・・、
世界の理から外れた俺だけが、
ただ彼女との刹那の逢瀬を望み、戦うのだ。
思いだけが凪のままに、
しかしそれすらも包みこまれ、ただ風が優しく流れる。